励ますより共感力
うちのクラスは、やっぱりいいな~と思う。
終礼後の生徒達は、それぞれに忙しい
放課後は、それぞれの場に
走って駆け出す生徒達、
いつもは、教壇近くのドアから出る私だけど、
今日は何気に、生徒達に混じりながら
教室の後ろのドアから出ようと、
生徒達の机の間を歩き出した。
すると、いっつも笑顔のTさんが走って教室を出る姿が・・・
「さ!今からジョイフルでも行こうか~?」
冗談で後ろから声をかけた私を振り返り、
Tさん 「行けるものなら行きたいですよ~」と、いつも通りの元気な声、
私 「そうだよね~ 3年生は忙しいもんね^^」
すると、
Tさん 「・・・・ 先生、実は ・・・・・・」と、
両手で顔を覆って、後は言葉にならない・・・・
全く想定外のリアクションに、それまでは、「さよなら~ また明日ね~」と、
明るい声を掛け合いながら帰ろうとしてたクラスメイトも立ち止まり、
心配そうにTさんを囲んで一歩も動こうとしない。
何があったのか尋ねると、詰まりながらも事情を説明するTさん、
黙ってうなずきながら最後まで話を聞く生徒達、
事情が事情だけに、下手な励ましなど無意味だな~と思ったので、
Tさんの気持ちに共感してあげることに集中して話を聴くことに・・・
30分後、Tさんの涙が止まり、笑みがこぼれ、笑い声になるまで、
ずっと付き合ったクラスメイト達、今まで一人で抱えてた気持ちを語りだすTさん、
話せるクラスっていいな~ 自分をさらけ出せるクラスっていいな~
やっぱりうちのクラスはいい!って感じた
放課後のひとときでした。
今回は、たまたま後ろのドアから出て、たまたま出た冗談の一言が
生徒の本音を引っ張り出したわけですが・・・
元気そうにしてる生徒でも、一人一人に声をかけるって大事なことですね~
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